Testimonial

お客様の声

らっちゃっちゃ音楽教室
中村登希子先生
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古南さんはとにかくこだわりの調律師!
きっかけは松本和将さん(ピアニスト)の専属調律師さんということで、これはお手並み拝見と依頼しました。
「やはり・・」
こちらのオーダー以上のこだわり様です。
ピアノが見違えるように本来の持ち味を出せるようになりますよ。
また、調律しているピアノの中を生徒さんにも見せて説明してくださるので、楽器を大切に扱うようになります。
ピアノの構造を知り興味を持つようになりますね。
ですので、依頼するなら時間に余裕をもって(^.^;

アフターケアも手厚く、何度でも足を運んでくれますよ。

そして、やはり話しやすい人柄ですね。
更には演奏様々な演奏会に立ち会われてるので、話題が豊富。
また、ご自身も演奏家でもありますし。
つい音楽の話に花が咲いてしまいます╰(*´) `*)╯

腕も真心も信頼できる調律師さんですよ!!

中村先生はとても聞き上手なのでついつい時間を忘れてしまいます。お見かけよりもパワフルな方で、なにしろ驚いたのが、数年前の夏に生徒さんを引き連れて自然のなかでいろいろな体験を通じて学び遊ぶミュージック・キャンプをバス会社との折衝に始まり独力で企画されていると伺ったことです。生徒さんたちはもとより先生に我が子を託す父兄にもとても好評で、毎夏の恒例行事となっています。こんな遠方からも!?と思われる地域からも通われる生徒さんもおられて人気の先生です。『らっちゃっちゃ』という教室のネーミングはそのまま楽しそうな雰囲気を表しています。HP のブログも話題豊富な記事で面白いです。

松尾冬美先生

それでは!古南さんを語ります。

古南さんは、私が購入させて頂いた中古の海外ピアノにもれなく付いてきた、ピアノ技術者…ん?いや、かかりつけ医のような方でした。なにせ、古南さんに調律を頼まれる方にお売りしますとのことでしたから(笑)。

そんなこんなで、前のオーナー様の所から、ピアノを運び出して頂く日に、初めてお会いしたのです。その日は、とても真面目そうな、丁寧な方だなぁという印象でした。

あれから数年。初日の印象はまったく変わりませんが、なんとも豊富な知識と興味関心の分野が多岐に渡っていて、いまだに正体はつかめません。

ピアノの鍼灸師、整体師、時には、医師、大工!そして、時には道化師⁈語り部?伝道師⁇マジシャン⁇?

私は、調律をお願いしているのですが、ピアノだけじゃなくて、私や娘まで楽しみな古南さんウィーク(ちまたの1台2時間の調律ではないのです。)を半年ごとに数日、過ごしているのです。

あ、娘までと書いたのは、古南さんには小学校高学年の女の子さんがおられるのですが、うちの末っ子と同級生なんです。古南さんウィークにトマトをプレゼントしたことから、毎月、お手紙を送り合っています。すっかりお友だちです。

全く、古南さんを語り尽くせませんでしたが、まだまだ、世界のリズム、お料理、音楽、マジック、お嬢さんのベストフォトグラファー、イベント企画者、人間アンテナ…とても興味深い方なんです。

4人のお子様がいらっしゃる松尾先生ですが、いつも女学生のようで、教室でもご家庭も明るく太陽のような存在なんだろうなと容易に想像されます。最近、ライフワーク(?)のように始められた双子の野ねずみ『ぐりとぐら』の絵本にキャッチーで素敵な自作曲を付けられての弾き語りを発表されておられます。新作が出来るとその都度動画を送ってくださいます。子供ならずとも大人でも思わず笑みのこぼれるほのぼのとした語りと歌はファンも増えそうです。

倉敷市 渡邊様

先日は大変お世話になりました。あの時はその場でピアノを弾くのが恥ずかしくて弾けませんでしたが、『へたくそなので』。今は娘も私も毎日弾いています。音が素敵だと本当に弾くのが楽しくて楽しくて、娘より私の方がテンション上がって練習しております。本当にありがとうございました。

きっかけとしては先生から鍵盤が上がらなくて困っている生徒さんがいるので見に行って欲しいとのことでした。それはその場ですぐに修理できましたが、お話を伺ううちに、どうやらそのピアノがお家にやって来た当初から耳障りな固い音に馴染めなかったとのことでした。たしかに、指を痛めそうなほどの重いタッチの鍵盤と、鉄下駄でタイルの上をカツカツと闊歩するかのようなその音色には夢でうなされそうな(笑)ものがありました。本当に現在のような愛らしい音色のピアノに生まれ変わるのかは半信半疑だったかも知れませんが、試しにいくつかサンプルを作って体験してもらったうえで託していただきました。喜んでいただけてなによりでした。

津山市 ピアニスト
鳥越由美様
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岡山県真庭市にある十字屋迎賓館には、素敵なベヒシュタインピアノがあります。私は、その迎賓館でこれまでに3 枚のCD をレコーディングしました。その全てのCD は、古南さんに調律をお願いしています。

古南さんは、調律はもちろんの事、パーカッショニストとしてライヴ活動もするし、(ご自宅には珍しい楽器をたくさんお持ちとか!)知識が豊富で、話し出すと止まらないし、色んなコンサートのチラシをいつも持っていて情報を下さるし、ピアノ愛もすごくて、私が「迎賓館のピアノがちょっとご機嫌斜め~」と連絡すると、飛んで来られて、その対応の早さと適切な処置はいつも見事。そしてもう一つ、古南さんの素敵な所は、人との縁を繋いでいくところです。十字屋さんとの出会いも古南さんが繋いでくださり、(私はそれまで、殆ど古南さんと接点がなかったにも関わらず、です!)私の人生は劇的に変化しました。古南さんはそうやって、古南さんに関わる色んな方々を、繋いでいかれるのです。それこそが、おそらく、今の時代には、とても必要なことのように思います。私は、その手腕をいつか、盗み取ろうと目論んでいます(笑) 

古南さんの調律でピアノを弾くと、聴こえてくる音に、良い意味で古南さんの影が無いのです。私は、そこにこそ、只々〝ピアノの良さ〟を最大限に引き出そうとしている、古南さんの技術者としての心を感じます。そして、そのことは、やはり、ピアノという楽器を通して、ピアニストと聴衆の皆様を繋げているのですね! (^-^)
ー 2021夏 ー

残念ながらピアノ教師としての鳥越さんは存じ上げないのですが、ピアニストとしての鳥越さんは、変に芸術家ぶらなくてフランクによく笑う方で、各地で人気のほども理解できます。ご出身は鹿児島とのことで薩摩おごじょらしくスパッとされた方で、それが裏目(?)に出て、演奏の後などお客様に大きな拍手をもらっているにもかかわらずペコッとお辞儀をしてすぐ舞台袖に帰ってしまわれることがよくありました。どうやらピアノから離れると気恥ずかしさが勝るようで、そんな可愛らしい面もお持ちです。呼ばれれば小規模なサロン、喫茶店、個人宅など何処であろうとピアノさえあれば、ご自分の音楽を届けられる出前演奏など、とても精力的に活動の場を拡げていらっしゃいます。

十字屋グループ 会長
牧 生夫様
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年の離れた美しい妻と目に入れても痛くない愛娘の父親。
変身願望の彼はグラサンを持ち出すことに思いついた。
Jackie の登場。名も知らぬ世界の珍なる楽器のコレクターでもあるグラサン男Jackie は秘境の楽器??を繰り出し若いピアニストを驚かせ、そのリズムの虜にしてしまう。
歌姫もJackie の即興に声量域を拡げて客たちを酔わせる。
Jackie に変身するのは年に数回である。
古南文秀の日常は至って真面目な音の職人である。
ベヒシュタイン -ベヒ子ちゃん-に向かえば揺るぎのない調律師の顔、そして全
身を耳と化し響きの波間に揺蕩うのである。
こんなJackie こと古南文秀を僕は大好きである。
そして、全てを委ねる事ができる漢 -おとこ-でもある。

どうやら牧さんによると、僕は都合3回夢に登場したそうです!(そう言われてみれば何となく・・・笑。)そのような経緯もあって、おかげさまで十字屋迎賓館という極上の響きを持つホールに愛すべきベヒシュタインがやって来てくれました。それからというもの、僕の技術者としての人生は大きく向上しました。牧さんがひょうひょうと話されるお話の内容は、常々僕の頭の遥か上空を行くものですが、とにかくその時間が楽しくてしょうがないのです。牧さんの、美術や音楽に対する驚くべき審美眼や神羅万象に渡る知識は底のない沼のようです。社員さんとのダジャレ(失礼)を交えた気さくなお話ぶりを伺うにつけ、大きな包容力と人望を感じずにはおられない方です。

ピアニスト 阿部篤志様

音楽家は大きく2つに分けられると思っている。

他人がどうあれ、時代がどうあれ、何があっても自分はこれだという武器を最大限まで認め、自分を愛するが如く音を奏でる。ちょっぴり自意識過剰だが、まさしく「アーティスト」とも形容される音楽家。

そしてもう一方は、周りの廻りめく音、また時の流れに敏感かつ柔軟で、それらに経験と知識でもって自然と迎合することができる。八方美人とまでは言わないが、自分の望まない音楽でもしっかり対応する職人、「マイスター」タイプの音楽家。

決してどちらが偉いとかそういう話ではなく、それは個人の【生き様】なんだということを明記しておく。また生き様が見えないというのは、その判断される土俵にも立っていないことを意味する。

ちなみに自分がどちらタイプですかと聞かれたら、ちょっとだけ言葉に困る部分があるのだけど、野心だけは誰よりも持ち続けていて、少年のような心で今でも何かを追い続けている求道者ということにしてもらおう。

音楽家が音で会話するというのは本当のことで、一緒に音を出せば、逐一この人はこういう人なんだなとしみじみ思ったりする。それは決して相手を卑下、軽蔑するような類のものではなくて、尊敬、尊重、また羨望のようなものであり、楽器の上手さがどうとか、音楽性の違いを超越されたところにその想いはあるのだが、その反面では冒頭のようにどこかでカテゴライズしては、無意識にレッテルを貼ってしまうことも否定できない。
ーーー

古南氏と初めて会った時は、5・6年前だろうか、とあるコンサート会場でのピアニストと調律師との関係だった。

最初は調律師としての彼の振る舞いはごくごく一般的なものであったと思うし、演奏家に過度なものを要求されない、自然な流れだったと思う。マイスタータイプと判断する。

同郷ということもあり、自然と迎合。早々に連絡先を交換。正直なところ、岡山行く際にはまたよろしくお願いします!呑みにでも行きましょう~的な軽いものだったかもしれないのだが、古南氏の好きな音楽話が始まった途端、全ての主導権が移動したのが分かった。。

見識を聞けば聞くほどそれは深海の如く。世界にはこんなにも素晴らしいものがあるのだよと教えてくださっているのと同時に、オヤオヤ?こんなマニアックな人は他に知らぬぞ、と半ばヒクほどの圧も感じられた。。。

じわじわと彼のペースに嵌まる。。。。

心までも支配されるかのようだった。。。。。

クラシック的な厳格な規範のようなものも、民族音楽のような血が脈動するようなもの、それらは僕の心を離さない大変興味深いものだったのだ。

それでもまだ疑っていた。彼が何者であるのかを。

調律師の肩書きを消してしまう、名前を変てしまうほどの太鼓叩きと知り、さらに謎めく。

なんだかんだ言って僕は演奏家!しかも即興をメインとした今瞬間を生きたいんだ。やっぱり現場主義なのですよ!言葉はいらない!音楽家は醸し出す音全てが本質、音=人間なんだ!その考えだけはこれから先も変わりようがない!

早速ライブが企画され、大袈裟でもなんでもなく、ついに音が交わる日が来ると決まると、僕は心踊らされた。

ーーー

Mr.Jackie はアーティストの音だった。

大人の遊びであるのと同時に全く少年のような清い音がしていた。あれだけ言葉を紡げる人が実に純真無垢な音で、その音楽を楽しんでいる。

出会ったことのないような音に接した時、自分が怯んでしまうことに気づく。怯むというと遠慮してるみたいになるのだが、Mr.Jackie の醸し出す音を味わいたくなったのだ。とてもいい肌感覚があるのだ。

ライブの演出は何から何までMr.Jackie によるものだ。こちらの提案する余地がないほどに全てが出来上がっている。まさしくアーティストたる自己演出。MCの間合いから全てが全て彼の計算だ。しかし本人は計算できないかの如く、その場を味わっているからまた凄い。

僕は怯むと同時に、他から植え付けられた安定を壊しにも行けるのだが、今となってはその行為も恥ずかしく思う。委ねれば良かったはずだ。

古南氏とMr.Jackie は同一人物である。

別人のようであり、当然のように確かに重なり合う部分がある。それは彼の持つ”優しさ” が全面的に感じるものだった。決して他を排除するものではない愛そのもの。

それはアーティストだとかマイスターだとか、そんなカテゴリーすらも超越する【生き様】それはまさしく人間の音だった。

ーーー

印象に残るライブを経験した時、人のレッテルを貼ってる場合ではないことにいつも気づく。自分が何者であるのかに必ず立ち返る。自分がどんな音を出したいのか、常に向き合っていかねばならないと思う。

人生の道標を提示してくれる人とまた出逢った。

また一緒に音を紡げる時が来るのを心から楽しみにしている。

古南氏の調律されたピアノの秘密。少しだけ分かった気がする。
ー 2021夏 ー

阿部篤志 プロフィール
1975 年 岡山県倉敷市出身
大学は法学部に進むが、独学でピアノを始め、熱中するうちに趣味では収まらなくなり、いつしか音楽の世界に飛び込む。その後、都内を中心にピアニストとしてライブ活動、さらに様々なアーティストへの楽曲提供、舞台音楽への参加、テレビラジオ等の出演など、多彩な活動を展開。

主な活動として、近年は東儀秀樹&古澤巌&coba の全国ツアーのバンドマスターを務める。葉加瀬太郎・NAOTO・石川綾子・ジョン健ヌッツォ・一青窈・MayJ・河村隆一・石丸幹二・カルメンマキ・宮川彬良・日野皓正…等共演アーティストは多数。

また舞台音楽も手がけ、世界的ダンサー森山開次『TSUBASA』、池袋芸術劇場主宰『チェーホフ?!』『障子の国のティンカーベル』、岸恵子朗読劇『蝉しぐれ』松坂慶子朗読劇『わたしのエディット』仲代達矢『小公子』『名犬ラッシー』などの音楽監督も務める。またCM 音楽『白松が最中』『三昭堂』などでもその才能を発揮。

海外公演も多く、2022 年はフランス人歌手との南米3カ国ツアーを控えるなど。
世界で愛されるピアニストであり続ける。

阿部さんにはお会いした当初から、同郷ということを抜きにしても特別なシンパシーを感じていました。実は僕の無茶ぶりともいえる選曲や企画に応えてくれて一緒にスパイラルして昇って行けるピアニストはいないかと長らく探していたのです。そしてそのドンピシャなピアニストが阿部さんでした。阿部さんの今までの共演者の面々のお名前を見れば、とても僕ごときがお誘いできるような音楽家ではないのですが、なぜだか通じるに違いないという確信があったことをここに白状します(笑)。これからも唯一無二のステージをご同行いただけたら最高に幸せです。

ピアニスト 松本和将様
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ジャッキーさんこと古南文秀さんとのお付き合いは、数えてみるとなんともう35 年にもなります。もしかしたら身内や親戚以外では1 番長いかもしれません。小さい頃から音楽が大好きだった僕の家にピアノがやってきたのは小学校1 年生の時のこと。楽しみで楽しみで、学校から走って帰ったことをよく覚えています。その時に調律師さんとしてやってきたのが古南さんでした。確かまだ調律師さんになりたてくらいの頃じゃなかったかな。まだ子供の僕に調律の良し悪しなど分かるはずもないですが、少し年上のお兄さんのような感じでなれなれしく接していたと思います。その頃は調律師さんもみんなピアノがバリバリ弾けるものだと思い込んでいて、「カンパネラ弾いて」と言って困らせてしまったこともありました。
そんな古南さんは、今では僕の演奏活動になくてはならない存在となっています。小さい頃から今に至るまでの僕の変遷をすべて知っている古南さんは、何も言わなくても僕が求める音を作ってくださいます。仕事でお願いしているというよりも一緒に好きなことに打ち込んでいるような感覚ですね。好奇心が人一倍どころか二倍も三倍も強い古南さんはどんどん新しい情報を仕入れて調律技術をアップデートされていて、新たに知った技術や考え方などを嬉々として語っている姿は、まるで新しいおもちゃを手に入れた子供のようです。
そんな古南さんの興味はピアノだけに留まることなく、あらゆるジャンルの音楽を聴き、ギターや打楽器を演奏もし、最近ではコンサートプロデュースまで始めたようです。その全てを本当に楽しそうに、学生のバンド活動のようなノリでやってらっしゃる古南さんの生き方、ステキです!
ー 2021夏 ー

松本さんとは彼が幼少の頃からのお付き合いのぶん『和ちゃん』とか『和君』でもよさそうなものですが、小さな頃はともかく、とっくの前からあえて“さん付け”で呼ぶようにしています。それはやはりピアニストとピアノ技術者の、ある距離感は保っておきたいという思いからです。ですから、演奏会の後に飲みに行ったりすることもほぼ皆無です。かっこいい言い方をさせてもらうと、ピアノから思うとおりの響きを引き出すことにおいては同士ですが、松本さんのちょっとした要望に出来るだけ迅速かつ的確に対応することからいえば、将棋の手で『こう来たならこうか!』みたいなところが少しあるでしょうか。正直言って、必ずしも本番までに完璧に対応しきれずに少し落ち込んで帰る時はありますが、手直しのツボが見事にはまり、本番終了後に「バッチリです。リハーサルと全然変わってました!!」と言ってもらえた時には心の中ではガッツポーズを決めているというわけです(笑)。