こんにちは。プロフィールを見に来ていただきありがとうございます。ご縁に感謝いたします。それではざっと自己紹介します。
岡山市の大安寺高校から東京の国立音楽大学(“こくりつ”ではなくて“くにたち”と読みます)の調律専修という科で、ピアノの外科治療や健康維持促進のための技術について学びました。要するに皆さんがよくご存じの調律とプラスアルファについてです。ここの科は2年制なので、親はとても助かったと言っていました。2つ違いの弟も上京して来たので重なるとえらいことに・・・。
卒業後は東京・大井町の橋本ピアノという会社にお世話になりました。こちらではテレビの歌番組やホテルのディナーショーなどで使われるピアノの調律や一般的な修理にも多く携わりました。僕はホテルニューオータニや日本テレビの『スター誕生!』などが担当でした。あいにく、時間帯が違うのでスターさんには会えてはいませんが。
ややあって、地元に戻りミキ楽器センターという楽器店におよそ10年間お世話になりました。そちらで一本立ちするための素地を固めました。もちろん、社長には内緒です。
コミナミピアノワークスという屋号は今さらですが、とても気に入っています。
おもな仕事としては、ひとつに一般のご家庭やピアノの先生のご自宅や教室のピアノのメンテナンスやチューンナップでしょうか。新品のときよりもさらに良い音、良いタッチというのをポリシーとしています。
それからもうひとつの軸が、高校生の時に憧れてこの仕事に就きたいと思ったきっかけとしてのコンサートとレコーディングの調律です。コンサート会場でよく見かけるスタインウェイや、ベヒシュタインといった名器を適切に扱って、性能を最大限に引き出すための勉強もしました。もちろん終わりのない勉強です。
倉敷市芸文館やルネスホール(旧日銀岡山支店)ではスタインウェイの登録技術者、十字屋迎賓館ホール(真庭市)のベヒシュタインは専属管理人みたいなかたちで、多くの演奏家のコンサートに関わっています。倉敷出身のピアニスト松本和将さんに至っては今まで本当に数えきれないほどの演奏会のご依頼を得ています。
あと、面白いところでは2006年に担当したアンドレイ・ピサレフ氏が演奏したラフマニノフのピアノ協奏曲第3番の音源が、調律師には知らされることなく(苦笑い)ピティナのピアノエンサクロペディア(PTNA Piano Encyclopedia)に登録されていることを偶然に発見したことでしょうか。第1楽章の再生回数は実に22万回を超えています。
ピアノ技術者としての顔以外に、ミュージシャンJackieとしての別の顔も持っています。演劇やダンスへの楽曲提供と演奏のほか、舞台の企画・演出なども手掛けています。
女子大での講義、FMラジオ番組のDJも長く担当していました。
また、マジックの研究にも余念がなく、スマホの画面から名刺を印刷!など出来たら面白そうと画策しているところです。(笑)
小3のときに若狭先生につけてもらった“張りきりボーイ”そのままの古南でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。